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順番に読みながら実践することで基本的な機能や操作法が理解できます。
スタートメニューのメモ帳の起動
デフォルトで有効になってるスタートメニューのアイテムを実行します。
- メモ帳の選択
- エディットボックスにmemoと打ち込むと、memoを(ローマ字でも)含む登録アイテムがリストボックスに表示されます。
- 自動的にリストの一番上のものが選択されます。メモ帳が選択済みでない場合は↓で選択します。
- メモ帳の実行
Giraffe+のスタートアップへの登録
デフォルトで含まれてる登録アイテムを実行します。
- Giraffe\RegisterStartupの選択
- エディットボックスにreg staと入力すると、regとstaを含む登録アイテムがリストボックスに表示されます。
- Giraffe\RegisterStartupの実行
- Enterするとショートカットを作成するか尋ねられますので、「はい」を選択します。(削除するにはもう一度実行します。)
Internet Explorerのアイテム登録とその登録アイテムの利用
効率的なパス入力と登録アイテムの管理をします。
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C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEの入力
- エディットボックスにC:\と打ち込むと、C:\に存在するファイルやフォルダの一覧がリストボックスに表示されます。
- そこからさらに、pを打つと、pを含む名前のものだけに絞り込まれます。
- エディットボックスが自動的にC:\Program Filesとなったら\を打ちます。(ならなかった場合はなるまで残りのrogram Filesを打っていくか、カーソルキーでリストボックスから選択する。)
- するとC:\と打ち込んだ時と同じようにC:\Program Files\に存在するファイルやフォルダの一覧がリストボックスに表示されます。
- 同じような作業を繰り返し、C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEをエディットボックスに入力します。
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C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEのアイテム登録
- エディットボックスがC:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEの状態でAlt+Aとすると、各種要素が入力済みのダイアログが表示されます。
- そのままEnterでIEXPLOREとして登録されます。
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テキストのクリア
- Escでエディットボックスのテキストがクリアされます。
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登録アイテムIEXPLOREの入力
- エディットボックスにiと打ち込むとIEXPLOREとなります。
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登録アイテムIEXPLOREの実行
- エディットボックスがIEXPLOREの状態でEnterするとC:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEが実行されます。
- 実行後、Giraffe+のメインウインドウは非表示化されます。
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メインウインドウの表示と非表示化
- Win+Spaceで再表示されます。
- エディットボックスが空の状態でEscするとメインウインドウが非表示化されます。
- エディットボックスの状態に関わらず、表示されてる状態でWin+Spaceしても非表示化されます。
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登録アイテムIEXPLOREからC:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEへのアクセス
- エディットボックスがIEXPLOREの状態で\(日本語キーボードの、円記号かバックスラッシュの印字のあるキーどちらでもいい)を打つとエディットボックスがC:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEとなります。
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登録アイテムIEXPLOREからC:\Program Files\Internet Explorer\へのアクセス
- エディットボックスがIEXPLOREの状態でCtrl+\とするとC:\Program Files\Internet Explorer\となります。
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C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEからC:\Program Files\Internet Explorer\へのアクセス
- エディットボックスがC:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXEの状態でCtrl+\とするとC:\Program Files\Internet Explorer\となります。
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登録アイテムIEXPLOREからC:\Program Filesへのアクセス
- エディットボックスがIEXPLOREの状態でCtrl+Shift+\とするとC:\Program Files\Internet Explorerとなります。
- もう一度Ctrl+Shift+\とするとC:\Program Filesとなります。
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登録アイテムIEXPLOREをIEへ名前変更
- エディットボックスがIEXPLOREの状態でCtrl+Rとすると名前変更のためのダイアログが開きます。
- IEXPLOREとなっている入力欄をIEとしてEnterします。
- エディットボックスにiと打ち込むとIEとなることを確認してください。
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登録アイテムIEを削除
- エディットボックスがIEの状態でCtrl+Deleteとすると、エクスプローラでDeleteしたときと同じようになります。(確認ダイアログが出たりゴミ箱に送られたり設定によって変わる)
- エディットボックスにiと打ち込んでもIEとならないことを確認してください。
設定ダイアログを使ってホットキーによるGoogle検索を可能に
設定ダイアログとホットキーとGiraffe+のモードを使用します。
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設定ダイアログを開き、ホットキー一覧を表示する
- F5を打つと設定ダイアログが開きます。
- →を打つとSettingsが開きます。
- ↓を二回打つとhotkeyが選択され、右側にホットキーの一覧が表示されます。
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Google Modeが発動するように設定する
- 「w-g google-mode Google Mode」という行を選択し、Spaceを打つとチェックされます。
- Enterで設定ダイアログをOKすると自動的に設定が更新、再読み込みされます。
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Google Modeを使ってみる
- Win+Gを打つと、Googleのアイコンが表示されたGiraffe+のメインウインドウが表示されます。
- なんらかの語を入力します。
- Enterを打つとデフォルトのブラウザでGoogleの検索結果が表示されます。
Google検索をするスクリプトを登録アイテムにする
スクリプトをDataフォルダに置きます。
- 引数をGoogleで検索するスクリプトを作る
- Google.giraffeを実行する
- Google;testと入力し、Enterすると、デフォルトのブラウザでGoogleが開きます。
Giraffe+のReadmeの内容をリストボックスに表示
Giraffe+内でテキストファイルを表示します。
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Giraffe.exeの存在するフォルダにアクセス
- F9を打つとエディットボックスがGiraffe.exeの存在するディレクトリ\となります。
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Readmeファイルの表示
- エディットボックスがGiraffe.exeの存在するディレクトリ\readme_jp.txtの状態でAlt+Vとすると、Readmeファイルの内容がリストボックスに表示されます。
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リストアイテムを選択せずにリストボックスをスクロール
- Ctrl+PageUpで上方向へ、Ctrl+PageDownで下方向へリストボックスがスクロールします。
Giraffe+のフォルダ内のScriptフォルダ以外のプロパティを表示
リストアイテムのマークにより、複数アイテム処理を実行します。
- Giraffe+のフォルダ内のScriptフォルダ以外のアイテムをマークする
- F9でGiraffe+のフォルダ内を表示します。
- Scriptフォルダを選択し、Alt+Mでマークし、Alt+Shift+Mで全てのアイテムのマークを反転します。
- 複数ファイルのプロパティを表示する
- 複数ファイルがマークされた状態でAlt+Enterでプロパティを実行すると、エクスプローラで複数選択時にAlt+Enterをした場合と同じ結果になります。(Ctrl+Pでマークされたファイルのパスが改行区切りでクリップボードにコピーされたり、Alt+Aで複数ファイルをドロップしたようになったり、大抵の機能はリストアイテムマークに対応しています。)
16進数を10進数にし、2進数にし16進数に戻す
メインメニューの基数変換機能を使います。
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16進数の数値を入力する
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メインメニューから10進数に変換する
- App(メニュー)キーでメインメニューを表示します。
- N, Dを押し、基数変換からDecを選択します。エディットボックスの0xffが255になります。
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10進数から2進数にし、16進数に戻す
- メインメニューの基数変換にあるBinを選択します。エディットボックスの255が11111111になります。
- Home, 0, Bと打ち0bを先頭に加え、エディットボックスを0b11111111にします。
- メインメニューの基数変換にあるHexを選択します。エディットボックスの0b11111111がffになります。
ファイルやフォルダの作成とそのコピーや削除
ファイル操作をします。
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デスクトップにフォルダ作る
- ::(コロン2つ)をエディットボックスに入力します。
- Ctrl+Shift+Nを押し、フォルダ作成のダイアログを表示させます。
- giraffe_testと入力し、EnterでOKします。
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作成したフォルダ内にファイルを作る
- エディットボックスが::\giraffe_testとなってる状態でCtrl+Nを打ちます。
- フォルダ作成時と同じようなダイアログが表示されるので、fileと入力し、Enterします。
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作成したファイルをコピーする
- エディットボックスが::\giraffe_test\fileとなってる状態でCtrl+Shift+Cを打ち、ファイルをクリップボードにコピーします。
- Ctrl+Shift+\を打ち、エディットボックスを::\giraffe_testにし、Ctrl+Shift+Vでペーストします。::\giraffe_test内に、fileのコピーが生成されます。
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作成したフォルダ削除する
- エディットボックスが::\giraffe_testとなってる状態でCtrl+Deleteを打つと、giraffe_testがゴミ箱へ移動します。
Keyboard Shortcuts
よく使う(と思われる)キーボードショートカットの一覧です。settings.xmlで全てのキーが確認できます。
- Enter - 実行
- Shift+Enter - フォルダを開く
- Alt+Enter - プロパティ
- Ctrl+Enter - シェルコンテキストメニュー(エクスプローラのメニュー)
- Alt+A - アイテム登録
- Shift+Tab - 実行後非表示化の切り替え
- App - メインメニュー
- F1 - 入力テキストをスクリプトとして実行
- F2 - 設定の再読み込み
- F3 - 設定の保存
- F4 - リストボックスの開閉
- F5 - 設定ダイアログを開く
- \ - 登録アイテムをパスに変換
- Ctrl+\ - 登録アイテムをそのディレクトリのパスに変換
- Ctrl+Shift+\ - パスを上の階層に変換
- Alt+M - 選択中のリストアイテムのマークをトグル
- Alt+Shift+M - 全てのリストアイテムのマークをトグル
- Ctrl+P - パスのコピー
- Ctrl+Shift+P - パスのコピーのメニュー
- Ctrl+N - ファイルの作成
- Ctrl+Shift+N - フォルダの作成
- Ctrl+Shift+C - ファイルのコピー
- Ctrl+Shift+X - ファイルの切り取り
- Ctrl+Shift+V - ファイルの貼り付け
- Ctrl+Delete - ファイルのゴミ箱への移動
- Ctrl+Shift+Delete - ファイルの削除
Drag and Drop
Giraffe+へのドラッグアンドドロップと、Giraffe+からのドラッグアンドドロップの両方が可能です。
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Giraffe+へのドロップによるアイテム登録
- Giraffe+のメインウインドウにドロップすると、アイテム登録のダイアログが開きます。
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Giraffe+へのドロップによるテキスト入力
- Ctrlを押しながらドロップすると、エディットボックスにそのファイルのパスが入力されます。
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Giraffe+からのドラッグアンドドロップ
- エディットボックスにファイルのパスがある状態でエディットボックスをドラッグします。(ウインドウが移動する場合は「枠」を掴んでいます)
- リストボックスのアイテムにマークある場合はそれがドラッグされるファイルになります。
Settings Dialog
F5で表示される設定ダイアログについて。
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値の編集
- Settings::key, Settings::hotkey, Configの3つの設定ページのアイテムは編集可能です。編集するにはアイテムを選択しF2を打ちます。
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キーボードショートカットの表記
- モディファイアキー(Ctrl等)とキーの区切りは+ではなく-です。
- モディファイアキーは頭文字で表されます。例:Ctrl+V = c-v
- 複数のモディファイアキーの使用は区切らず連結します。例:Ctrl+Shift+V = cs-v
- アルファベットと数字キー以外の大抵のキーには複数のキー名が与えられています。キー名は、一般的な呼称、日本語109キーボードの印字、WinUser.hのVK_定義、等に基づきます。キーコードを直接指定することも可能です。
- 例えば、円記号の印字のキーは、0xdc, \1, yen, oem_5、バックスラッシュの印字のキーは、0xe2, \2, \, backslash, oem_102で指定できます。
- キー名一覧がdoc/keymaps.txtで見れます。
仕様等
古いドキュメントにあった有用そうな情報をそのままここに置いておきます。
ShellExecute
Windowsではファイルの実行には以下の5つの要素が用いられます。
- 実行されるファイル
- パラメータ
- 作業ディレクトリ
- 動作
- ウインドウの状態
Giraffe+では、これらの指定に';'で区切った文字列を用います。上記の順番どおり';'で区切り、file;parameter;working directory;verb;show windowとします。
「実行されるファイル」が登録アイテムであった場合、パラメータはその登録アイテムのパラメータに空白とともに追加され、それ以外は指定があれば上書き、という形になります。
"動作"とは、エクスプローラでファイルを右クリックしたときに出てくるメニューの項目です。
Windowsが提供する標準のものと、
レジストリに登録された関連付けがあります。
copy, paste, propertiesなどがWindows標準、
open, edit, printなどが関連付けです。
関連付けは、"HKEY_CLASSES_ROOT\ファイル種名\shell"以下に列挙されるキー名そのままです。
ウインドウの状態には数値を指定します、1が普通、3が最大化、7が最小化です。
SES
Windowsのショートカット(lnk)の代わりに中身がINIファイルなShellExecuteShortcut(ses)が使えます。
登録アイテム追加時にTypeを.sesにすればsesファイルになります。verbもショートカットに指定したい場合や、lnkファイルの読み込みが遅く感じる時は、sesファイルを使ってみるといいかもしれません。
Giraffe.iniの[Shell]セクションに「CreateShortcut.Type="ses"」を追加するとAlt+Aで表示されるダイアログのTypeがデフォルトでsesになります。
Shell Namespace
エクスプローラやファイルダイアログで目にする、
デスクトップをルートとしたWindowsの仮想空間です。
マイコンピュータやコントロールパネルのような、
ファイルシステムとは別のフォルダが存在します。
Giraffe+では、"::\"で始まる文字列を表示ITEMIDLIST、
"::-"で始まる文字列を数値ITEMIDLISTとしています。
これらによってシェルネームスペースのアドレスを表現します。
表示ITEMIDLISTは完全ではありません。
ファイルやフォルダに区切り文字である'\'を含んだり、
同じフォルダに同じアイテム名のものが存在する場合などは表現できません。
一方、数値ITEMIDLISTは完全です。
バイト列であるITEMIDLISTをそのまま'-'区切りで表現します。
とりあえずコントロールパネルにアクセスしてみます。
::\と打ち込めばデスクトップがオートコンプリートされるはずなので、
そのままエクスプローラでアクセスするのと同じ要領でコントロールパネルに行けます。
Alt+AでDataにControlPanelとして登録しておけば、ControlPanelと入力して、
\を打てばコントロールパネルのアイテムに簡単にアクセスできます。
設定と設定ダイアログについて
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リストアップするもの(パスの表記は正規表現):
- Settings = (Script2|Script)/settings/(key|hotkey|setup)/.*\.giraffe$
- Config = doc/reference/config-list.csvの中身
- Color = Color.iniの中身
-
扱われる場所:
- Settings = Script/settings.giraffe
- Config = Script/Default.giraffeのLoadConfigとSaveConfig
- Color = Script/Default.giraffeのChangeColor
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保存されるファイル:
- Settings = Settings.ini
- Config = Giraffe.ini
- Color = Color.ini
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スクリプトの実行の順番:
- 大文字小文字を区別しないアルファベット順で実行されます。
- それを考慮すれば部分的な再定義などが可能です。
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Settings以下のメニューによるスクリプトの編集や追加や削除について:
- スクリプトオーバライディングを反映しますので、その認識がないと奇妙な動作に感じられます。
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事例:
- Script2にあるものを削除すると、Scriptにあるものが見えるようになる。
- Scriptにあるものと同じ名前のスクリプトを作れる。
- これらの事例は双方とも、ダイアログの見た目上はPathのみが変化することになります。
- 新規作成は常にScript2になされます。
- 「このスクリプトを編集(E)」でNotepadが起動しますが、変数$settings:editorに起動したいものを記述することが出来ます。
- デフォルトのスクリプトを編集したい場合は、まず複製してからにしないと更新時に面倒です。
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値の編集:
- ConfigやSettings/(key|hotkey)では、F2キーか選択中のクリックで可能です。
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keyとhotkeyでは、利便性のため以下の入力をできないようにしています。
- すでに設定されてるキー
- キーとして解読不能な文字列
例(キーの文字列をmod-keyとして):
- mod部分にc,s,a,w,*,?,!以外の文字がある場合。
- key部分に内部的にキーコードに変換できない文字列がある場合。
- キーコードに変換できる文字列は内部的な定義になっており、ユーザ定義などは出来ません。
- キー名がよく分からないときは、キーコードを調べて直接その数値を記述してください。Keycode.exeがキーコードを知るのに役立つかもしれません。
- Configの値のベリファイなどは行ってません。
- ConfigのPresetのボタンを押すと大雑把にですが設定が簡単にできます。これはConfig以外の設定には影響しません。