Giraffe+ Manual

この文書はGiraffe+ 0.7.11のデフォルト設定での簡単な使用法を簡潔に説明します。
入力文字列はString、キーボードショートカットはKeyと表示されます。

設定ダイアログから設定できるスクリプトの一覧はsettings.xmlを、
既出そうな質問はFAQを、
動作環境等基本的なことはReadmeを、
スクリプト言語の仕様はブログの[gs]カテゴリを、
それぞれ参照してください。

各部名称

Tutorials

順番に読みながら実践することで基本的な機能や操作法が理解できます。

スタートメニューのメモ帳の起動

デフォルトで有効になってるスタートメニューのアイテムを実行します。

Giraffe+のスタートアップへの登録

デフォルトで含まれてる登録アイテムを実行します。

Internet Explorerのアイテム登録とその登録アイテムの利用

効率的なパス入力と登録アイテムの管理をします。

設定ダイアログを使ってホットキーによるGoogle検索を可能に

設定ダイアログとホットキーとGiraffe+のモードを使用します。

Google検索をするスクリプトを登録アイテムにする

スクリプトをDataフォルダに置きます。

Giraffe+のReadmeの内容をリストボックスに表示

Giraffe+内でテキストファイルを表示します。

Giraffe+のフォルダ内のScriptフォルダ以外のプロパティを表示

リストアイテムのマークにより、複数アイテム処理を実行します。

16進数を10進数にし、2進数にし16進数に戻す

メインメニューの基数変換機能を使います。

ファイルやフォルダの作成とそのコピーや削除

ファイル操作をします。

Keyboard Shortcuts

よく使う(と思われる)キーボードショートカットの一覧です。settings.xmlで全てのキーが確認できます。

Drag and Drop

Giraffe+へのドラッグアンドドロップと、Giraffe+からのドラッグアンドドロップの両方が可能です。

Settings Dialog

F5で表示される設定ダイアログについて。

仕様等

古いドキュメントにあった有用そうな情報をそのままここに置いておきます。

ShellExecute

Windowsではファイルの実行には以下の5つの要素が用いられます。

  1. 実行されるファイル
  2. パラメータ
  3. 作業ディレクトリ
  4. 動作
  5. ウインドウの状態

Giraffe+では、これらの指定に';'で区切った文字列を用います。上記の順番どおり';'で区切り、file;parameter;working directory;verb;show windowとします。

「実行されるファイル」が登録アイテムであった場合、パラメータはその登録アイテムのパラメータに空白とともに追加され、それ以外は指定があれば上書き、という形になります。

"動作"とは、エクスプローラでファイルを右クリックしたときに出てくるメニューの項目です。 Windowsが提供する標準のものと、 レジストリに登録された関連付けがあります。 copy, paste, propertiesなどがWindows標準、 open, edit, printなどが関連付けです。 関連付けは、"HKEY_CLASSES_ROOT\ファイル種名\shell"以下に列挙されるキー名そのままです。

ウインドウの状態には数値を指定します、1が普通、3が最大化、7が最小化です。

SES

Windowsのショートカット(lnk)の代わりに中身がINIファイルなShellExecuteShortcut(ses)が使えます。

登録アイテム追加時にTypeを.sesにすればsesファイルになります。verbもショートカットに指定したい場合や、lnkファイルの読み込みが遅く感じる時は、sesファイルを使ってみるといいかもしれません。

Giraffe.iniの[Shell]セクションに「CreateShortcut.Type="ses"」を追加するとAlt+Aで表示されるダイアログのTypeがデフォルトでsesになります。

Shell Namespace

エクスプローラやファイルダイアログで目にする、 デスクトップをルートとしたWindowsの仮想空間です。 マイコンピュータやコントロールパネルのような、 ファイルシステムとは別のフォルダが存在します。

Giraffe+では、"::\"で始まる文字列を表示ITEMIDLIST、 "::-"で始まる文字列を数値ITEMIDLISTとしています。 これらによってシェルネームスペースのアドレスを表現します。

表示ITEMIDLISTは完全ではありません。 ファイルやフォルダに区切り文字である'\'を含んだり、 同じフォルダに同じアイテム名のものが存在する場合などは表現できません。 一方、数値ITEMIDLISTは完全です。 バイト列であるITEMIDLISTをそのまま'-'区切りで表現します。

とりあえずコントロールパネルにアクセスしてみます。 ::\と打ち込めばデスクトップがオートコンプリートされるはずなので、 そのままエクスプローラでアクセスするのと同じ要領でコントロールパネルに行けます。 Alt+AでDataにControlPanelとして登録しておけば、ControlPanelと入力して、 \を打てばコントロールパネルのアイテムに簡単にアクセスできます。

設定と設定ダイアログについて